★「役にたたない日々」
老い、そして病い。
余命2年を宣告された作者の豪放磊落な日々。
「この先長くないと思うと天衣無縫に生きたい、思ってはならぬ事を思いたい」
「思ってはならぬ事を思いたい」ってすごく好きな言葉でした。
「人生はむごい」とつぶやきながらも、暗く収束するのではなく、言い放ちながら寄り添う。
そんな友人たちとの日々。
すさまじくもあたたかい。
神経症を患ってもそれでもペンを持ち続ける、「100万回生きたねこ」の作者の魂の力を感じました。
「役にたたない日々」★
by kamakurasea
| 2010-07-10 08:59
| 本