★「CAUVINE―刈り取られた慈しみ」

a0161023_2020492.jpg


「私の死ぬ時には
 小高い丘の上の雨上がりに
 虹の立つことであろう
 季節は終わりの旅の途中であろう
 昼下がりの田舎町の裏通りには
 ゆるやかに陽が下りて
 少女たちのはしゃぐ声が
 通りを駆け抜け
 太陽が麦わら帽子を被る頃だろう
 そして私は
 心懐かしき黄昏を
 窓辺に咲かせ
 眠りにつくことだろう」

従兄のことばは古くて美しい日本語です。
彼の詩を読むと、藁の匂いがしてきます。
夕焼けにそまった茜色の藁の匂いです。

「CAUVINE―刈り取られた慈しみ」
[PR]
by kamakurasea | 2010-09-29 20:28 |